皆さまビタミンCが肌に良いことは知っていますか?
本日は、ビタミンCの肌への働きと効果を増すパワーコンビについて、論文のデータを元にお伝えしていきます。
皮膚への効果を深堀した後、あるビタミンと掛け合わせることでより効果を高めるという、データについても紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
『ビタミンC』
ビタミンCは皮膚で最も豊富にある抗酸化物質で、コラーゲンの生成には欠かせない栄養素です。
以下はビタミンCの皮膚への主な効果です。
①コラーゲン生成の促進
②フリーラジカルを無くし、有害な酸化物を処理する
③メラニン生成の抑制
④肌の老化を防止
⑤光老化と紫外線ダメージからの保護
⑥肌のシワの回復
⑦乾燥肌の改善
⑧皮膚の炎症を抑制(アトピーやニキビなど)
⑨創傷治療効果
※①〜③は効果において、データが豊富で非常に信頼性のあるものです。
※④〜⑨に関しては一定の効果は期待できるが、現状ではまだデータの量が少ないので引き続き検証が必要な段階です。
ビタミンCにはこのように、肌への効果がとても期待できる一方で、かなりの高用量を摂取しても皮膚には少量しか届かないという事もわかっています。
なので、ビタミンCを皮膚レベルで十分な量維持するためには、直接肌へ与えることが必要になってきます。
『ビタミンCの効果を増加!?』
前述したビタミンCの効果は、あるビタミンと掛け合わせて摂取することで効果が倍増します。
それは、ビタミンEです。
ビタミンEとは、細胞組織で最も重要な脂溶性の抗酸化部物質で、皮膚の最も外側にある角質層や皮脂に豊富に含まれています。
角質層は、紫外線によって生成されるフリーラジカル(身体を酸化させる有害酸素)からの酸化ストレスを、一番最初に吸収する場所なので、皮膚のビタミンEのレベルはすぐに低下してしまいます。
ですので、豊富なビタミンEを定期的に肌の上から与えてあげることが重要です。
そして、これらはお互いの効果を底上げするパワーコンビです!
ビタミンCはビタミンEの酸化を還元し(再生を助ける)、フリーラジカルから皮膚を保護するために次から次へと準備が整うようにします。
また、逆にビタミンEはビタミンCの作用を約4倍増加させることができるのです。
ここで、さらに効果を増加させることが出来るのが、フェルラ酸です。
フェルラ酸は、植物の細胞壁などに含まれるポリフェノールの一種で、実際にビタミンC 15%、ビタミンE 1%、フェルラ酸0.5%の割合で混ぜて皮膚に直接与えると、ビタミンCの効果が約8倍も増加することもわかっています。
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